✅ 本記事のまとめ(冒頭Summary)
- 年会費が49,500円→82,500円に大幅アップ
- 無料宿泊の条件も改悪(決済額UP)
- 家族カードは2枚目以降有料化
- 今後どうする?継続・解約・乗り換えを比較検討
マリオットアメックス改悪の全容(2025年8月5日発表)
本日8月5日に発表があり、年会費が49,500円(税込) → 82,500円(税込)に大幅アップとなりました。かなりの値上げに感じられます。「改悪」という声もXで散見されますが、いったいどんな変更があったのか、調べてみました。
ちなみにデザインは以下画像になります。どこかで見たことありませんか?
米国のMarriott Bonvoy Brilliant カードとほぼ同じデザインです。カッコいいですね( )

変更①:年会費の大幅アップ
- 旧価格と新価格の比較/割に合う?合わない?
- 年会費は49,500円(税込) → 82,500円(税込)
変更②:無料宿泊特典の条件が改定
- 年間決済額150万円→一定額以上へ?詳細未定部分も
- 継続の条件として年間400万円以上利用で、最大75,000ポイント相当の無料宿泊付与。
- 50,000ポイント相当から上がってはいますが、ハードルが高くなった印象です。
変更③:家族カードが有料化
- 1枚目は無料、2枚目以降は年間11,000円に。
この改悪は誰にとって致命的か?
ホテル宿泊が年1〜2回レベルの人
- 年1-2回の利用では年会費の元が取れないケースが多くなります。
決済が400万円未満の人
- 年間400万円未満だと無料宿泊特典なし。
- 今までより厳しい条件になります。
それでもマリオットアメックスを継続すべき人とは?
JALマイルに限らず様々な航空会社のマイルと交換したい人
- 40社以上のマイルに交換可能な汎用性は引き続き魅力。
ホテルステータスをキープしたい人
- ステータス維持や混雑緩和の期待も。
マリオット系列のホテルに思い入れがある
- 特定のホテル愛好者には価値あり。
おすすめの代替カード5選
① ヒルトンアメックス(旅行好きなら有力)
- ヒルトン系列ホテルでの優待が豊富で、発行だけでゴールド会員付与
- 朝食無料&部屋アップグレードが自動で適用されるのが魅力
- 年150万円の決済で無料宿泊が1泊もらえるため、マリオットの400万条件より遥かに現実的!
→ダイヤモンド狙い(年200万決済)も選択肢に入る、これからは旅好き向けカードの鉄板になりそう。

② セゾンプラチナ(コスパ派の隠れ優勝)
- 2025年8月以降、年会費は33,000円(税込)に値上げ済
- プライオリティパス、チャットコンシェルジュ、スマホ保険、ゴルファー保険など内容強化ありでむしろ進化中
→ マリオット縛りから解放されて「旅にも日常にも使える万能カード」を探している人に◎

③ アメックスグリーン/ゴールド(旅好きは検討余地あり)
アメックス特有の「旅行サポート」や「体験」に価値を感じるならアリ
→ ゴールドは年会費39,600円、グリーンは13,200円と選択肢あり
→ ラウンジ、手荷物無料宅配、キャンペーン特典も充実していて、ホテル以外の旅全体を豊かにしたい人向け
→ローズゴールドの新色カードもあり

④ Marriott Bonvoy Brilliantカード(本場仕様)
- リニューアル後のデザインがそっくりなMarriott Bonvoy Brilliantカード
- 年会費は約10万円程度、発行するだけでプラチナエリートが自動付帯(←日本版にはない最大の特典)というマリオット好きには理想的なスペックのカード
- アメリカ発行カードなので、米国住所やITIN(納税者番号)などを用意する必要あり
→本気でプラチナエリートが欲しいなら、ありなのかもしれない。

筆者はどうする?継続?退会?
結論からいくと、退会です。年間決済額400万円以上のマリオットのプラチナエリート会員ですが、以下の三つの理由から退会を決めました。
理由①:マリオットブランドにこだわりがない
ホテルステイは好きですが、マリオットである必要は決してなくて、むしろマリオット外のホテルに興味がある最近。SPGの時代から使っていたのでマリオット系は少し飽きています。いま泊まりたいのは、ザッハーやプラザアテネ。この機会にマリオットから卒業します。色んなホテルを知れて良かったです。ありがとうマリオット。
理由②:ポイントを宿泊ではなくJALマイルにしていた
かつてはリッツカールトンに宿泊したりもしていましたが、ここ数年はひたすらJALマイルにしていました。マリオットヴォンヴォイである必要はない。
理由③:朝食などの特典に固執しなくなった
プラチナエリート会員なので朝食やラウンジがついてくることが多かったのですが、「必要なら朝食つきプランやクラブフロアに課金するね」という気持ちです。色々楽しめたので、ありがとうマリオットヴォンヴォイ!さよなら!
マリオットヴォンヴォイを退会すると、JALカード一枚になってしまうので、セゾンプラチナアメックスに早速申し込みました。AI審査だったようで申し込み即審査完了というスピード感でした。
セゾンプラチナアメックスには「SAISON MILE CLUB(セゾンマイルクラブ)」があり、サービス年会費5,500円でショッピング1,000円(税込)=10マイルにすることができます。しかも、ショッピング2,000円=永久不滅ポイント1ポイントとなります。これにより実質還元率1.125%前後になります。
以後、日々の決済はセゾンカードで行っていきます。20代を共に過ごしたカードなので、楽しませてもらったな、という気持ちです。
マリオットアメックス解約前にやるべき3つのこと
① 無料宿泊特典の受け取り・消化
真っ先にチェックしたいのが、無料宿泊特典の有無と有効期限。年間の継続特典としてもらっていた「50,000ptまでの宿泊1泊分」が未使用のままだと、解約と同時に失効します。
② 保有ポイントについて
マリオットボンヴォイの会員資格自体は継続されます。そのため、ポイントは基本的には消滅しません。ただし、ポイントの有効期限(24ヶ月)は適用されるため、維持するためには、宿泊やポイント移行などのアクティビティを継続する必要があるところに注意です。
【H3】③ 年会費請求タイミングのチェック
マリオットアメックスは「年会費前払い」なので、解約月を間違えるとムダに1年分請求されることも。解約するなら「次回請求日の1〜2ヶ月前に手続きを」意識しておくと安心です。
よくあるQ&A|不安な点を事前に解消
Q. 今作るのは損ですか?
えっ、今から作ろうとしてる人…ほんとにいる?笑 っていうのが、正直な感想です
だって──
年会費82,500円、無料宿泊は年間400万円決済しないとナシ、ゴールドエリートは正直あってもなくても変わらない、家族カードは2枚目以降有料
このタイミングで申し込むメリット… プラチナエリートになったときにラウンジが空いてる(かもね)
Q. 解約したらポイントどうなる?
解約すると移行していないポイントは失効します
Q. 2025年11月以降っていつから課金?
わかりにくく書いてあるけど、答えは「カードをいつ作ったか」で変わります。
ケース①:2025年8月21日以降に新規入会した人
→ 初回年会費から82,500円(税込)
→ いきなり改定後の制度が適用されてるので注意
ケース②:2025年8月20日までに持っていた既存会員
→ 「次回の更新(継続)」が2025年10月28日以降に来た場合、そのタイミングから年会費が82,500円に引き上げられる
つまり、2025年9月請求なら→旧制度(49,500円)ラストチャンス。2025年11月請求から→新制度(82,500円)に完全移行。
解約のタイミングを間違えると「82,500円コース」に突入するので要注意です。カード更新月(請求月)をアプリや明細で必ずチェック
まとめ|マリオットカード改悪後の最適解とは?
もう正直、「持ってるだけで得できるカード」ではなくなりました(まあ、改悪は今に始まったことではないけれど)無理して継続するより、冷静に一度手放してみるのも手です。これを機に、「自分にとって本当に意味のあるカード」だけを残してみるのもアリ。そういう意味では、見直しの良い機会だったのかもしれません。
ありがとうマリオット。さよならマリオット。
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